気象病という低気圧不調に、眠って対処するのはかえって偏頭痛の原因に!?
気象病と名前がつくほど、現代人には多い悩みになってきました。
なぜ低気圧不調が起こってしまうのか?
それは血流に問題があります。
そして気象病で体が怠いと寝込んでいませんか?
それはかえって、気象病を悪化させてしまう原因になることも。
今回は低気圧不調のメカニズムを解説し、どう過ごせば不調にならないのかご説明致します。
ちょっとした普段の生活の意識で、低気圧不調が予防できたり改善できたりするかもしれません。
目次
- ○ 気象病のメカニズム
- ○ 気象病を予防するには
- ○ 低気圧で不調になってしまった時は
- ○ まとめ
気象病のメカニズム
気圧が乱れたり雨や曇り続きの低気圧になってしまうと、なぜ不調になる人が多いのか?
気圧とは、空気による圧力のことです。
空中からだけでなく物体も、全部の方向から圧を発しています。
外部から受ける圧力に負けないように、人間の体も調整しながら圧を発しているのです。
そして、気圧が低いと外からかかる圧力が小さくなるため、人間の体の外に発する圧力は大きくなってしまいます。
例えば、飛行機に蓋を閉めたペットボトルの飲み物を持っていくと、気圧の低い空の上ではペットボトルがパンパンに膨れあがっている状態がわかりやすいかと思います。
人間の体の状態でいうと、血管やリンパ管の体の内側が膨張しやすくなり、体全体の循環が悪くなることで、不調を感じやすくなります。
体が膨張することで神経を圧迫し、頭痛を引き起こしたり、むくみや冷えで体が怠くなったり不調になってしまうのです。
疲れていない健康的な体だとこの少しの圧のずれにも耐えられ何も感じないのですが、慢性的な疲れやストレスを感じている体には敏感に反応してしまいます。
気象病を予防するには
普段の生活から「血流を良くする」ことです。
・良質な睡眠を取る 最低でも6時間は就寝し、寝る2時間前にはスマートフォンやパソコンを見ないようにする
・食生活をちゃんと取る 過剰なダイエットで栄養不足や偏った食生活はやめましょう。またファーストフードや間食など、糖質や加糖の多い食生活を避け、和食中心の食事に変えましょう。
・運動をする ハードな筋トレではなく、ウォーキングなどの有酸素運動やストレッチ、フォームローラを使って筋膜リリースなどをし、血流の流れを良くしていきましょう。
低気圧で不調になってしまった時は
気象病で体が怠くなってしまったり、偏頭痛が起きてしまった時に寝込んでしまうのは、むしろ良くはありません。
軽い運動をしたりが良いのですが、動けない場合のオススメは回復浴という、入浴の方法です。
やり方は
・バスタブに38度くらいのお湯を溜める
・お風呂に入る前に、コップ1杯の水を飲む(脱水症状を防ぐため)
①冷水シャワーを1分浴びる
②バスタブに30秒浸かる
③冷水シャワー30秒浴びる
④この②→③の1分間セットを10セット繰り返す
⑤最後に冷水シャワーを1分間浴びて終了
⑥12分以内にすませ、コップ1杯お水を飲んで完了です。
寒い時期はこれを完璧にやるのはきついので、少しだけでもやると血流の流れは一気に良くなり、体のだるさや偏頭痛は治ります。
まとめ
どうでしたか?
気象病の原因・対処法がお分かり頂けましたか?
体の血流を良くすることで、疲労物質も排除でき疲れない体を作っていきます。
慢性疲労を取り除いて元気な体にしていくことが、低気圧にも耐えられる体になるということです。
年齢が増すと血流の循環が悪くなるので、若い時と違って低気圧に過敏に反応しやすくなってきます。
生活の意識を変えれば、血液の循環は良くなるので、ぜひ参考にしてみてください。
生活の意識を変えれば、